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北海道旅行9日目行程マップ
9日目 1999/7/20
天気 晴れ
十勝川温泉 → 十勝種畜牧場 → 狩勝峠 → 南富良野 → かなやま湖 → 富良野 → 美瑛
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北の国から

待望の気球

お勧めスポット

十勝種畜牧場には展望台もある

馬の家族

チーズ工房にて

ニングルテラス

北の国から

富良野にはこういう景色が溢れている

石の家

ラベンダー満開

やっぱり遠くから見た方がキレイかな?


6:00 に飛び起きて気球乗り場へ。ホテルからは少し離れた場所なので車で向かうが、着いた時にはすでに長蛇の列だった。6:00 起床では遅かったか…。

地上から見ていると、上がって少しだけ停泊してすぐ降りてくる感じ。高さもそんなに上がっていないように見える。『料金も3000円だし、あまり期待しすぎると期待はずれで終わってしまうかもしれない。』と、思いつつ順番を待った。

30分ほど待ってやっと順番が回ってきた。6人一度に乗り込むため、カゴの中はすし詰め状態で身動きが取れない。満員電車よりはましか…と思っている間に、気球がゆっくりと地面を離れた。上昇するスピードは結構速い。地上で見ていたスピードと実際に乗っているスピードは全然違う。あっという間に地上が遠ざかってしまった。停泊地点も結構高く、時間も長い。やっぱり見るとやるでは大違いだ。なんといっても気球からの眺めのすばらしさは体験した人じゃないとわからないだろう。

今日はあいにく曇りで少し天気が悪かったが、天気がいい日はロングクルージングが出来るらしい。その話を聞いて、ますます気球にとり憑かれてしまった。この短時間の体験でこれだけ感動できるのに、ロングクルージングなんてしたらどんな感動が待っているのだろう。今度、北海道に来た時にやりたい事が又増えてしまった。

気球で早起きをしたので今朝は早い出発となった。今日は富良野、美瑛を目指す。今回の旅行で楽しみにしていた行程のひとつだ。

まず、十勝種畜牧場を目指す。十勝種畜牧場は並木道がすばらしい所で、ガイドブックでも紹介されているが場所がわかりづらい。しかし、『これぞ北海道!』という場所。一直線の砂利道の脇にポプラ並木がずらっと並び、道は何処までも続く。牧場というだけあって牛や馬は至る所に居るが、辺りには人の気配も無く車も通らない。観光地化もされてなくお勧めの場所。

特にオフロード車はすごく楽しい。スピードを出して走っているとリヤタイヤがずりずり滑ってラリー気分が楽しめる。逆にオフロード車じゃないと通れないような箇所もあるので注意が必要。

12:15 富良野着。とりあえず『くまげら』で昼食を取る事にする。『くまげら』はガイドブックはもちろん、地元でも有名な店。倉本聰氏がデザインした店で、時々立ち寄る事もあるとか。ここの和牛刺身丼とチーズ豆腐が絶品。お客さんが並んでいてなかなか入る事も出来ないが、並んで食べるだけの価値はある。是非、お勧めしたい。

富良野と言えば『北の国から』。今日は北の国からの世界を満喫する事にする。北の国からをリアルタイムで見て育った世代(もともとは連続TVドラマで、8:00 位からTV放映してたなんて知ってる?)としては、感慨深いものがある。

まずは駅前にある『北の国から資料館』に向かう。富良野駅でも北の国からのメロディーが流れてきていい感じだ。北の国から資料館は、北の国からの資料を黒板純の視点から集めている。本当に好きじゃないと面白くないかもしれないが、好きな人はきっと泣けてしまうだろう…。

次に麓郷の森も目指そうとしたが、大渋滞で進みそうも無い。仕方が無いので、他をいろいろ見てから目指す事にした。とりあえず富良野チーズ工房へ。ここでは4種類のチーズを製造していて、製造工程も見学できる。ワイン入りチーズ等変わったチーズや、いろいろな種類の変わったアイスクリームもある。広場もあり、子連れの方も多く市民の憩いの場として定着しているような感じを受ける。

次にニングルテラスを目指す。ここも倉本聰氏がプロデュースした所だが、木道でつながっているログハウス風のお店が並んでいてかなり雰囲気が良い。手作りのお店がほとんどなので、ぬくもりを感じるお土産を買いたい場合には最適だろう。

道が空いてきたので 16:00 麓郷の森を目指す。道は空いていたが駐車場はまだ混んでいた。何十台もの観光バスが出入りしていて、ここがいかに観光地化してしまっているかがわかる。昔来た時はほとんどフリーで公開していたと思うが、今では立ち入り禁止の箇所が多い。所々に落書き等も目立ち、観光客のマナーの悪さも感じる。(有名な観光地にはつきものだが…。)次に向かった石の家は、まだ撮影途中という事もあり遠くから見る事しか出来なかったが、北の国からの世界は満喫できた。

最後にファーム富田へ。ここはラベンダーで有名な所。時期的に丁度ラベンダーは満開で、他の花も咲き乱れまるで虹のじゅうたんの様だった。(でも、ラベンダーは近くで見るよりも遠くから見た方がキレイ。)

18:30 から夕食と聞いていたので、あまり遅くなる前にペンションに向かう。今夜は美瑛で泊まる予定だが、美瑛は丘だらけで道が入り組んでいて全然わからない。案の定迷ってしまった。迷っている最中に偶然拓真館の前に出たが、すでに営業時間は終了しており中を見る事は出来なかった。残念。

18:15 なんとかペンション着。今日の宿はペンション薫風舎。畑の中の一軒家で夜になると物音一つしない。夜はちょっと冷えるがテラスに出て、寝転がって満天の星を見ていると日々の生活の事など忘れてしまう。料理はフランス田舎料理だったが、ジャガイモ料理がメチャクチャ美味しい。あの皮のおいしさはどうやって出すのだろう?

食後にはオーナーの奥さんによるピアノの生演奏を聞かせてもらえる。僕らの他の宿泊客は常連さんが多く、又来たいと思わせる魅力がこのペンションにはあった。ただ、このペンションは禁煙なので愛煙家の僕としては少々つらかった。



本日の走行距離 約 200 km

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